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ヤナーチェクを斬る!
Ver 0.02 Last updated :1998.9.23
シンフォニエッタ 作品60
シンフォニックなシンフォニエッタ!
クラウディオ・アッバード/ロンドン交響楽団
PRESS:DECCA
シリーズ名:THE CLASSIC SOUND
CD番号:448 579-2
録音:1968年2月
評:超名演。こんなにシンフォニックなシンフォニエッタは他にない。テンポの緩急、ダイナミクスの変化、絶妙なバランスは、ヤナーチェクを音楽として研究しつくした感があり、卓越した解釈によってまさに天才的としか言いようの無い演奏に仕上がっている。若きアバドの勲章ともいえるこの演奏はまさに「買い」。第一楽章真ん中でつないであるのがはっきり分かるのは惜しい。
過激!感激!これぞヤナーチェクだ!
サー・チャールズ・マッケラス/ウイーンフィルハーモニー管弦楽団
PRESS:LONDON
CD番号:LONDON 430 727-2
録音:1980年3月 ウイーン、ソフィアホール
評:激演!まさに最右翼、超過激なシンフォニエッタ!第一楽章冒頭の、和声法で禁じられている平行五度の笑劇的じゃない衝撃的なテナーチューバのテーマを、文字どおり衝撃的に演奏しているのは、この演奏だけと断言できよう! 第二楽章第一主題をスラーを外してスタカートで演奏しているのは珍しく、第一楽章のテーマとのつながりを重視したものか。第三、第四楽章は、緩急のスピード感を演出しようという指揮者の意図に、木管がついていっていない感がある。「カンパネリ」はグロッケンシュピールを金属の撥でたたいている。しかし。第五楽章のピッコロも超一級品。第一楽章のテーマが戻ってくる直前、シンバルが一拍早く入っているが、私が特別に許す。ティムパニのリズムが少々崩れているのも私が許す。これらを補って余る程に、オケ全員で劇的なクライマックスをまたもや劇的に演じている。コーダの弦のトリルなど、「ここまでやるか!?」という狂気じゃない狂気じみた演奏に、見事な金管が応えており、まさに感動を覚えずにはいられない! 普通の演奏では飽き足らないあなた、買うしかない!
新解釈!満足感あり!
マイケル・ティルソン・トーマス/ロンドン交響楽団
PRESS:SONY
CD番号:SK 47 182
録音:1990年10月2日 イギリス、ワトフォード・タウン・ホール
評:珍演。全体に、オルガンを好んで使うヤナーチェクを意識してか、金管の使い方がオルガン的。第一楽章、妙に音量が小さく、金管が遠くから聞こえるが、第五楽章のための布石らしい。あまり解釈に積極性が感じられない。第二楽章、前半一拍足りない場所があり、きわめて珍しい。何回聞いても切り貼りしたようには聞こえないが、まさかMMTが一拍抜いたとは考えにくいので、SONYの最新技術によるものか。第三楽章後半、崩壊しそうになるが早いテンポで押し切っている。第四楽章最後156小節めのPrestoは、楽譜に指定はないが異常に間隔をとっている。第五楽章はクライマックスに向かってどんどん盛り上げていく。途中Esクラリネットのソロの場所では、通常他の楽器はおさえてソロを生かすのだが、この演奏はヴァイオリンのトリルを前面に出しており、全く違った表情を見せる。第一楽章のテーマが帰る直前のシンバルはしょぼく、まるでナベフタのような音。チャイニーズシンバルかもしれない。第一楽章のテーマが帰ってきたときは、第一楽章と全く違った響きを聞かせる。バストランペットがかなり大き目で、テナーチューバの下のパートは小さ目に押さえられている。最後のコーダに向けて圧倒的なクライマックスを作り上げ、まさに新解釈といってよいだろう。カンパネリはチャイム。グラゴル・ミサ(最高!)とのカップリング。
おしゃれだ!ラトルのセンスがきらりと光る!
サー・サイモン・ラトル/フィルハーモニア管弦楽団
PRESS:EMI
CD番号:CDM 7 64740 2
録音:1982年11月17〜18日 ロンドン、キングスウエイ・ホール
評:爽演。ラトルらしいスマートな演奏。第一楽章は明快な演奏。テナーチューバ、バストランペット等金管のバランスも良好。第二楽章、ヴァイオリンやラッパの音程がちょっとそろっていない所が気になる。第三楽章はオケを十分に歌わせ、美しい。トロンボーンの音色も綺麗。この楽章の盛り上がりや引き際との対比も見事。第五楽章は最後のファンファーレに向かっての盛り上げ方が早めのテンポで高い緊張感を保っている。ファンファーレは早めのテンポで一気に歌い上げている。コーダはスビトピアノ(突然小さく)で入って、大きな金管の和音で締めくくっている。ところどころラトルのうなり声が入っている。カンパネリはチャイム。ホルストの惑星とのカップリング。
穴場的演奏!じっくり聞くならこれ!
ハインツ・レグナー/ベルリン放送交響楽団
PRESS:Deutsche Schallplatten
シリーズ名:Deutsche Schallplatten 20th Anniversary 4
CD番号:TKCC-70666
録音:1979年11月16日〜18日 ベルリン、キリスト教会
評:美演。どれ一つとして、第一楽章、第五楽章のリズムを正確に演奏した録音がない中、透明感のある録音で好感が持てる(ただし完璧というほどではないが)。バストランペットのバランスも良好。第二楽章の吊りシムバルを止めずに少し伸ばしているのは珍しく、不気味な雰囲気を演出している。またホルンと弦のリズムのずれはすぐ取り戻していて、オケの性能の良さを感じさせる。この楽章最後のテンポが早くなるところでアッチェルランド(加速)しているのはこの演奏だけで面白い。第三楽章の「カンパネリ」はチャイムで演奏されることが多いが、グロッケンシュピール(小鉄琴)をおそらく透明で大き目の硬質プラスチックの撥で演奏している。この楽章はきわめて美しい演奏で、おそらく1、2を争うであろう。第五楽章最後近くで、ティムパニが安心したのか、同じリズムの繰り返しに頭が混乱したのか、間違えていて一瞬ティムパニの音がなくなっているのが惜しい。全体に遅めのテンポだが、じっくり歌う感じがよい。管の安定感と弦の歌い方が程よいハーモニーを醸し出している。
正統派ヤナーチェク。もう一つ何かが欲しい!
ジョージ・セル/クリーブランド管弦楽団
PRESS:SONY
CD番号:CBS/SONY 32DC 211
録音:1965年10月15日〜22日 クリーブランド
評:佳演。全体にミスもなく、無難な演奏。バランスも良好だが、お行儀良くまとまりすぎている感がある。従来名演と言われていたが、もう一つ足りない。第一楽章、冒頭テナーチューバのテーマのアクセントが特徴的。第五楽章は真ん中付近で録音をつないであるのが分かる。「カンパネリ」はチャイム。
さすがお家芸!これも一つの答えか!
ヴァーツラフ・ノイマン/SWF交響楽団
PRESS:ARTE NOVA
シリーズ名:ARTE NOVA classics
CD番号:74321 30481 2
録音:1990年6月21日〜22日
評:やや演。全体に、じっくり聞かせる、説得力のある演奏だ。さすがノイマン、チェコ物はお家芸である。録音の透明感が品のよさを感じさせる。第一楽章に関しては、リズムが最も正確な録音ではなかろうか。バストランペットもよく聞こえており、最後にリタルダントする珍しい演奏だ。オケの名は知られていないが、演奏はなかなか立派だ。と思いきや、第五楽章のコーダだけはアマオケより下手だ。惜しい。「カンパネリ」はチャイム。
納得いかない!こざかしい演奏だ!
デイビッド・ツィンマン/ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
PRESS:PHILIPS
CD番号:PHILIPS 442 660-2
録音:不明
評:漫演。全体に弦が雑な印象。オケも指揮者も曲をもてあましている感じだ。第一楽章、テナーチューバの外しかかった音程が気にかかる。トランペット奏者を左右に配置し、順に前面に出てくることで演奏効果をねらっている。第二、第三楽章は、走るホルンがいてリズムを崩している。第二楽章はオルガンを前面に出して美しい響きを狙っている。トロンボーンを始め、管楽器のソロは今一つ音程が不安定。第五楽章クラリネットがテンポの変ったところで一人で違うテンポでやっていたりする。シンバルを打ってすぐ止めているのも変だ。最後のテナーチューバもまた音程が1つおかしい。最後ティムパニも音程が変。しまらないエンディングもぱっとしない。「カンパネリ」はチャイム。
全くの未消化状態!納得したくない時はこれ!
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/BBC交響楽団
PRESS:BBC
シリーズ名:BBC RADIO classics
CD番号:CRCB-6045
録音:1981年10月28日 ロンドン、ロイヤル・フェスティバルホール ライブ
評:凡演。面白くない。全体に淡白な解釈につつまれている。ロジェストヴェンスキーがソビエト放送交響楽団と1965年に録音したものとは全く対照的に、ソフトなイメージを演出しようという意図が感じられる。ティムパニは全体的にオケの音色に溶け込んでいないため、浮いている。第一楽章のティムパニの同じリズムの繰り返しがぎこちない。第二楽章最後の方で、テンポが速くなる直前のトランペットが高い音を外すのが耳ざわり。このテンポが速くなる部分をつなげて演奏するのはロジェストヴェンスキーの特徴。第四楽章のクラッシュシムバルが妙に遅れて入っているのも気になる。第五楽章はこの曲の特徴である、テナーチューバの平行五度の主旋律の下のパートの音量が押さえられ、せっかくの聞かせ所が生きてない。ラストも盛り上がりに欠けている。最後コーダのティムパニのトレモロを旋律に合わせて叩き直しているのも珍しい。
出直して下さい!お話になりませんわ!
オンドレイ・レナールド/チェコスロバキア放送交響楽団
PRESS:NAXOS
CD番号:8.550411
録音:1990年1月〜2月 ブラティスラバ、チェコスロヴァキア放送コンサートホール
評:糞演。ティムパニの音程がひどい。切り貼りもあまりに多数にわたっており聞きづらい。第一楽章、いきなり最初のティンパニの音程が一つとしてあっていないように聞こえる。リズムも間違えて笑うしかない。バストランペットもほとんど聞こえない。第二楽章冒頭のFgもいきなり間違えており笑うしかない。最後のFgはまるで猿が歩いているようだ。第五楽章のティンパニの音程も怪しいし、全く違う音程をたたいているところもある。落ちている管楽器数知れず。コーダもだらだら終わる。結局苦笑いするだけで終わってしまった。これではナ糞スだ。
横暴だ!詐欺だ!
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソビエト放送交響楽団・ボリショイ劇場ブラスバンド
PRESS:RCA
シリーズ名:RCA CLASSICS CLASSICAL NAVIGATOR
CD番号:74321 29251 2
録音:1965年
演奏時間:21'48"
評:暴演。第一楽章、いきなり冒頭から昔のソビエトのオケらしい金属的、暴力的な金管の音が耳をづんざく。トランペットの、まるでカラオケのようなスラーとビブラートが品を落としてしまい、聴く気をなくす。第二楽章の弦楽器も暴力的。第三楽章の「カンパネリ」をトライアングルで演奏しているあたり、とてもやる気があるとは思えない。何故か第四楽章の「カンパネリ」はグロッケンシュピールでやっている。木管のソロも、わざとにしては音程がかなり怪しい。全体にテンポが速すぎる。解釈自体も無味乾燥で、まるでロボットの演奏のようだ。詐欺。
狂詩曲 タラス・ブーリバ
まったりとして、それでいてさっぱりしている!
ミヒャエル・ギーレン/SWF交響楽団
PRESS:INTERCORD
CD番号:7243 5 44043 2 0
録音:1988年7月 バーデンバーデン、ハンス・ロスバウトスタジオ
評:濃演。全体に、程よい響きの音響と透明感のある演奏。ギーレンの一味違う解釈が面白い。物語を見るように表情が豊か。弦と管のバランスがちょうどよく、丁寧な演奏。第一楽章、最初に出てくるシムバルを始め、短く2発叩くシムバルはすべて合わせシムバルを使用しているところが珍しい。しかしそれが災いして遅れる場所もある。一楽章最後のチャイムは落ちている。1楽章から2楽章にかけてアタッカ(続けて)で演奏されているのもこの録音くらい(もちろん楽譜にアタッカの指定はない)。第二楽章、頭から126小節め、練習番号18番の直前は、一小節勝手に増やしている。第三楽章、97小節目は、テンポを倍に遅くし、その後のアッチェルランド(加速)がものすごい。最後、シンバルの連打のあと長調になった優しいメロディから、早めのテンポ設定。最後のヴァイオリンは1stヴァイオリン4人だけの指定にもかかわらずソロに聞こえる演奏が多い中、忠実に再現している。最後は意表をつく終わり方。楽しめる。
穴馬だ!こんなヤナーチェクもあるのか!
ハインツ・レグナー/ベルリン放送交響楽団
PRESS:Deutsche Schallplatten
シリーズ名:Deutsche Schallplatten 20th Anniversary 4
CD番号:TKCC-70666
録音:1980年4月16日〜18日 ベルリン、キリスト教会
評:好演。美しいオルガンの音色とあいまって、きわめて好感の持てる演奏。第三楽章のクライマックスで、旋律の弦とティムパニがずれているのが惜しい。コーダはオルガンを前面に出し、打楽器を押さえているが、まさに感動的なコーダとなっている。ごの演奏でこの価格(1000円)は超お買得。このCD(タラス・ブーリバ、シンフォニエッタ)と曲順が逆で同じ組み合わせの輸入盤があるが、録音は全く同じでかつ1500円程度(参考価格:渋谷HMV)なので、買わないこと。狂詩曲なのにケースに「交響詩」と書いてあるのはご愛嬌。
きれいだ!しかしそれだけだ!
サー・チャールズ・マッケラス/ウイーンフィルハーモニー管弦楽団
PRESS:LONDON
CD番号:LONDON 430 727-2
録音:1980年3月 ウイーン、ソフィアホール
評:清演。音の美しさはさすがウイーンフィル。シンフォニエッタと同様、スピード感あふれる演奏。随所のヴァイオリンソロも絶品。ただし、解釈としては淡白な感がいなめない。第二楽章の吊りシムバルは東洋的な音のものをあえて使用している。第二楽章途中で録音をつないである。もうすこし燃えてくれれば。
変だ!しかしなにかがある!
デイビッド・ツィンマン/ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
PRESS:PHILIPS
CD番号:PHILIPS 442 660-2
録音:不明
評:妙演。同じCD,同じ組み合わせとは思えないほどシンフォニエッタより味のある演奏。独特の解釈が随所に見られ、面白い試みである。第二楽章、最後打楽器が同じリズムで5回入るところを、最後の3回だけにしている。第三楽章は、頭のティムパニ3/4一小節で18発連打するところを24発にしてみたり、クライマックスでティムパニの音程をオクターブ下げている個所が数箇所ある。吊りシムバルは短い2発のリズムを必ずといっていいほど2発目を強く叩いている。97小節目は遅くならないが、楽譜をみればこのほうが正統派解釈であることは明らか。一番最後のコーダ、ティムパニがオケコンのような終わりかたになっているが、チェロ、ビオラ、ホルンの動きを強調したかったのだろう。
なんだこれは!なんか変!変なの!
ラファエル・クーベリック/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
PRESS:EMI
CD番号:EMI CLASSICS 7243 5 68223 2 0
録音:1980年
評:奇演!やっぱりクーベリックは頭のネジが外れていた! 全体に早めのテンポで押し切っている。第一楽章、オルガンの音量が異様に小さい。チャイムが等間隔なはずなのにリズムが変だ。吊りシンバルが2発続くところを、一発は合わせシンバル、もう一発は吊りシンバルで演奏している部分が何個所かあり、その順も入れ替わったりして妙な雰囲気を出している。開いた音色のトロンボーンも変だ。本来重厚なはずのティムパニの連打も鼠のようだ。第二楽章最後が早いテンポなのは珍しい。第三楽章、小太鼓が細かいリズムを打てずに途中からあきらめているのは笑うしかない。166小節めのコーダ、ヴィオラの刻みがこんなにはっきり聞こえる録音もない。しかし、最後に近づくに従って、これまでの変な演奏が徐々に絡み合ってきて、妙にまとまって聞こえてくる。指揮者の狙いはここだったのだ。
燃えない!いけない!!欲求不満!!!
オンドレイ・レナールド/チェコスロバキア放送交響楽団
PRESS:NAXOS
CD番号:8.550411
録音:1990年1月〜2月 ブラティスラバ、チェコスロヴァキア放送コンサートホール
評:平演。あ?というところはあるが、シンフォニエッタよりは数倍ましな演奏。全体にかったるい。まるで燃えないXXXみたいだ(^^; 第一楽章、最初に出てくるシムバルを始め、短く2発叩くシムバルはどうやらドラムセットのハイハットシムバルかシズラー付きシムバルを叩いているらしい。トランペットの高い音が怪しすぎる。ティンパニの高い音の音色が軽くていまいち。トライアングルの音もしけている。第三楽章は盛り上がりにかける。198小節め、200小節めのホルンはどうやらテナーサックスでやっているらしい。感動がないまま、「あれ。。もう終わり?早いわね」。
不気味だ!これでも売り物か!
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/BBC交響楽団
PRESS:BBC
シリーズ名:BBC RADIO classics
CD番号:CRCB-6045
録音:1981年8月25日 ロンドン、ロイヤル・アルバードホール ライブ
評:駄演。雑。オケが下手なので落ち着いて聞けない。第一楽章の吊りシムバル、トライアングル、第三楽章の小太鼓等、突如大音量で演奏され耳障り。第一楽章無音部分の金属音はトランペットのミュートの音らしいがライブ故に仕方ないか。吊りシムバルのリズムが悪い。見せ場でトランペットが高めの音を外しているのも聞き苦しい。全体にティムパニが小さく、ソロもつまらない。また第三楽章最後のヴァイオリンソロは、わざとにしては異様に音程が低すぎて、不気味。解釈も何を言いたいのか分からず、全く消化されていない。
これは演奏ではない!喜劇だ!
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエト国立文化省交響楽団
PRESS:RCA
シリーズ名:RCA CLASSICS CLASSICAL NAVIGATOR
CD番号:74321 29251 2
録音:1985年 ライブ
演奏時間:25'12"
評:非演。これは演奏にあらず。まるで譜面の大初見大会。冒頭のオーボエのソロがいきなり間違えており、聴く気をなくす。吊りシムバルのリズムは楽譜の指定を全く無視しており、許し難い。Tuttiでクレシェンドして一斉に静かになる場所が第一楽章に何個所かあるが、毎回ヴァイオリンが2〜3人はみ出しているのもみっともない。ヴァイオリンソロは勝手に弾いている。ティムパニはほとんど騒音で、第一楽章最後、第二楽章中程の強奏などはオケとのバランスを全く無視しており、もう音楽ではない。さらに第一楽章中程のティムパニのドソロ(ティムパニ一人になる場所)でティムパニが落ちており、もう話にならない。第二楽章でも裏でクラリネットが平然と間違えている。第三楽章など、ティムパニのトレモロが楽譜より一小節早く入っていたり、トロンボーンが倍のテンポで吹いていたり、最後近くのヴァイオリンのドソロを間違えていたり、最後の伸ばしでティンパニが譜面にない音をたたいていたり、数えればきりがない。到底まじめに演奏しているとは思えない。全体に1stヴァイオリンの音程もばらばら。これは指揮者の解釈以前の問題だ。ふざけるな。金返せ。
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